2013年8月26日月曜日

JCN現地会議@南三陸町

8月23日(金)JCNの第7回現地会議があった。
南三陸ホテル観洋で開催された。南三陸町では初めてではないだろうか。



テーマは
〜人が集まり、つながり、元気になる地域づくり〜
内容は言葉が伝える雰囲気よりも重かった。
全体を通して考えてみると、よそ者の役割、そして引き際というものを考える会だったように思う。


JCN宮城県担当の池座さんより、初めの挨拶で、「復興まちづくり」をテーマに、外から来た支援者が自分たちががやりたいところをやるのではなく、地域主体で地域づくりをしていかなければいけない、という話しがあった。
それは、繰り返し繰り返し、支援に入っている団体は自らに言い聞かせていることばである。しかし、ふと振り返ると、そうはなっていなかったりもする。

第二部で発表された事例、阪神・淡路大震災後のまちづくりを協議会を起こすところから地域住民の方と行ったが、10年後に様々な問題が噴出し、結局、協議会は解散した、という話しはなんだか身につまされるものがあった。

神戸 まち・コミュニケーションの宮定さんが事例を語る

今でも、長期滞在するボランティアに対して地元住民から疑問の声があがっているのを聞くこともある。ボランティアから地元住民になった人もいる。
いつまでやるのか、どこまで踏み込むのか。
「それを回避するためにどうしたらいいんでしょうか」という問いに対して、「それがわかっていればそんな状況にはならなかったでしょう」。つまり、答えは自分で見つけるしかない、ということなのだ。

FORTUNE宮城は、外への発信を目的にした情報誌だ。決して特定の地域のことを後押ししているわけではない。そんなよそ者目線を持つ情報誌がなんの為にいつまで必要なのか、地元に定着して、地元紙になることがあるのか。
自分自身に課題を突きつけられているような気になった。

by 河崎清美