群馬、東京、志賀、広島から集まった小学生から高校生14名とジュニアリーダー「南三陸町ボランティアサークルぶらんこ(MVCぶらんこ)」の6名の中高生だ。
22日から始まった全国子ども会連合会が主催する「3.11の経験から学ぶ体験交流会@南三陸町」の現場での最終ワークショップだ。
まずはMVCぶらんこが志津川の町歩きを先導する。
さんさん商店街→防災対策庁舎跡→(ぐるっと川沿いを歩いて)→志津川中学校→さんさん商店街。
献花、黙祷 |
初日の自己紹介では「人に誘われたから」、「おかあさんに行ってこいといわれたから」、「4泊5日が魅力だったから」等と照れくさそうに言っていたが、いつの間にかまっすぐ前を見つめている。
「普通」ではない。
八幡川を超えて、ぐるりとまわり、志津川中学校へ。
大人は見ただけで嫌になってしまう。が、子供たちは平気で登っていく。
志津川の中学生は毎日この道を登っていくのだ。
津波災害の心配がない町から来ている子どもにとってはとても不思議なことだろうが、ここの子供たちにとって当たり前のことである。どこの小、中学校も高台にある。それでも、津波をかぶってしまったところもある。
志津川中学校の中には戸倉中学校もはいっている。
雨と霧でよく見えないが、ここからは南三陸町を一望できる。
ぐるっと一回りして落ち着いたところで、メインのワークショップに入る。
「1人じゃできないけど、みんなでできることをみつけてみよう」
スタートは今日一番心に残ったことから。
発想を広げていく。
例えば、スタートが「タコ」だとしたら、私達ができることは、「たこを沢山食べること」。すると、「消費拡大」につながる、すると……と言った具合だ。それをどんどん広げていく。
そして、最終目的をみつける。
そして、最終目的をみつける。
アイディアを出し合う。 |
全国から集まって来た子供たちが一つの場に集まって話しをする。
それがなぜ被災地、南三陸町だったのか。
南三陸町は震災によって多くの試練を与えられた。でも、同時に、沢山のチャンスも与えられた。この平になった空間に、何をつくっていくのか。。。人の目は集まる。そして開拓者らも集まる。
復興を急ぐ声は高い。誰もが「日常」を取り戻したいのだ。特に今までここを守って来た人々は。しかし、次にここをつくっていく人にもこの場をつくりあげていくチャンスを与えてみたい気もする。
by kyon