2013年7月6日土曜日

小泉(気仙沼市本吉町)を歩く1

6月22日のことです。(遅くなってごめんなさい)

小泉には何度も足を運んでいたけど、海岸を歩くのは初めて。

今日は小泉地区に住む阿部正人さんに小泉を案内してもらう。午前中は「小泉cool なおやじの会」午後は「RQ災害教育センター」のツアーということ。どちらにせよ、阿部正人さんが講師だ。

赤いジャケットを来ているのが阿部正人さん


阿部さんが着ているのは南三陸町のジャケット。
阿部さんは南三陸町の小学校教諭でもある。
小泉の40代、50代の人は「シーサイドパレス」で結婚式をあげたという人がばかり。一つだけ流されないで残っているはその建物だ。このさき200mまでは陸が続いていたという。そばにはボーリング場もあったというが、すっかり流されている。
その代わりにあるのは、ひろ〜〜い砂浜。
実はこの砂は震災後に帰って来た砂だった。昭和40年代に町が砂浜を広げる計画でテトラポットを海に入れ、砂浜ができ易い状況にしたということだ。

ここで、まずやったのは建設予定の防潮堤の大きさを計るワークショップ。
小泉地区には高さ 14.7mx接地幅90mというスーパー防潮堤の建設が計画されている。

底辺をメジャーで計ってみた。写真の中に立っている木片はちょうど中心くらいになる。
高さは旧シーサイドパレスの高さよりも3mくらい高くなるらしい。人が立っているあたりが始まりと終わりだ。




中には、走ってみようという輩も。。。。




結果は敢えて言わない。。。。

遠くから見ると、こんな感じになる。


これが新しくできた砂浜の上にこの大きさのコンクリートのピラミッドが連なるわけだ。
14.7mx幅90m。数字でも大きいのはわかる。でも、実際の場所で計ってみるとその大きさに体感で圧倒される。
その後は新しくできた浜と干潟を見て歩いた。
これは石を溶かす不思議な貝


ここら辺はずっと田んぼが広がっていたらしい。
いまは塩水に使っている。

かにの穴がそこらへん中にある。

干潟も帰って来た。黒い点は全てタニシ?とにかく生きものだ。

牡蠣もいる



生だけでなく、時には死と直面することもある。




小泉の浜は豊かだ。


私たちがツアーをしている間、気仙沼復興協会(KRA)さんが多くのボランティアさんを引き連れて海岸清掃をやっていた。そうやって、清掃もされている海岸。
今の子供たちが大人になった時に、子供たちはまたこの海岸の自然を満喫することができるのだろうか。





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