2013年9月21日土曜日

FORTUNE宮城vol.7

 もう9月も下旬になった。
発行して送付等でバタバタしているうちにエコツアーカフェでのトークも終わった。時の経つのは本当に早い!!怖いくらい。
2011.3.11の震災から2年半が過ぎた。FORTUNE宮城の創刊から1年と4ヶ月が経とうとしている。今回のトークで、言いたい事が伝えられたとは決して言えないけれど、自分の中で振り返る機会にはなった。

 編集のノウハウもなければ、関わった経験もない自分が熱意だけで始めた創刊号。震災後に入ったボランティア活動で被災地の中と外をつなぐ立場だった経験から、事実を外に伝えたいと熱意だけで始めた。内と外をつなぐというのは創刊当初から思っていたことだが、少し変わってきたのが3号目からだった。巻頭のページには「ここで興ってくるものは、もしかすると、日本中、いや、世界中を変えることができるものかもしれない。」と書いている。既成のものが壊されたからこそできた隙間。今がチャンスと思っている人は多い。

 今、被災地の状況も常に変化している。震災直後の混沌はある程度整理され、生きていく為にそれぞれがそれぞれの立場で生き方を選び、決断しなければいけない時期にきている。被災地に残る人、故郷を離れ外に生活の場を決める人、新たに被災地に住むことを決意した人、震災で今までの仕事を閉じた人、震災がきっかけで起こした事業が波に乗った人、それぞれの方向へ向かう。地域的にも、それぞれ違った復興の仕方がある。交通の便のよいところと一日に数本しか無いバスを乗り継がなくては行けない場所では復興の速度も違う。地域性もある。
 
 それぞれの道をそれぞれが考えて進まなくてはいけない。

編集長 河崎清美


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