2013年6月10日月曜日

「ことばのポトラック」から131,476円の寄付金をいただきました。



 「ことばのポトラック」ってご存知ですか?
ポトラック( potluck)の意味は「持ち寄る」ということ。
つまり、それぞれがそれぞれの言葉を持って集まることです。東日本大震災直後の3月27日、作家、大竹昭子さんの呼びかけで、サラヴァ東京(東京/渋谷)にて「ことばのポトラック」はスタートしました。昨日はその10回目。前回第9回の収益金をFORTUNE宮城にご寄付いただくことになり、私も参加させていただきました。



 今回のテーマは「
Get Back to The TV !
」。出演は大竹さんの他、テレビ記者・キャスターの金平茂紀さん、「父になる」で話題になっている映画監督・TVディレクターの是枝裕和さんでした。

 「ことばのポトラック」では、毎回震災に関わる話しをしているわけではありません。今回もTVについての話しです。2012年3月11日、あの震災は何かを変えました。金平さんがおっしゃっていた「元に戻ろうと思っても戻れない、修復しようと思っても修復できない切断点である」という言葉は心に残りました。それは、FORTUNE宮城の想いとも重なるところがあるからです。続くことがあたりまえだったことが、とぎれ、そこに居ることがあたりまえだった物、者、もの。それは人が当たり前に信じていた、意識や感覚さえもとぎれさせ、そのひずみに見えてきたもの、見えない何か、それに問いかけ続ける。「震災を風化させてはいけない」ということばはよく聞くけれど、それは「忘れない」というよりも「問いかけ続ける」ということの方が近いような気がします。

 今回の「ことばのポトラック」ではTVの”公共性”に目を向け、TV番組制作に関わる金平さんと是枝さんが、自らの振り返りを含め、TVの再検証とその可能性を問いかけました。
6時間に渡る濃密な時間のことはまた別の機会にご報告するとして、やっていることは別でも、ある意味同じ方向を向いている「ことばのポトラック」からご寄付をいただけるのは大変嬉しいことです。
 資金繰りの厳しい折、ほんとうに助かります。
 この寄付金は制作費の一部として、使用させていただく予定です。






そして、また一つつながりもできた。
問いかけを続けるとともに、紡いでいきたいと思います。
今後共、よろしくお願い致します。


「ことばのポトラック」のHPはこちら http://kotobanopotoluck.blogspot.jp/

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