2015年6月19日金曜日

一次産業をワクワクさせる出会いの場「宮城県北こせがれネットワーク〜Team Pigs〜」

6月17日、大崎市古川のウラバタケカフェに集ったのは「宮城県北こせがれネットワーク〜Team Pigs〜」の面々。

農家、畜産農家、林業女子、飲食店経営者、編集者、焼物屋さん、木工芸デザイナーなどなど、食と一次産業に関わる多様な職種の人が集まっていた。代表の伊藤さんは養豚農家。”Team Pigs”はそこから来ているそうだ。

夜で全容は見えなかったけれど、玄関の灯りには妙に誘われる
もっと明るいうちに来てみたい


この日は遅れてきた人もいるが、総勢15名程の人たちが集った


ここでは、若い世代の食や一次産業に関わる人たちが集り、お互いを知り、共に何かおもしろいことをしようとしている。
誰でも参加できるこの会は、毎月、第3水曜日に開催される。情報交換の場であり、それぞれの活動をアピールできる場でもある。全員が協力してイベントを開催することもあるようだ。
毎回「こせがれ授業」と題して、参加者が持ち回りでそれぞれの活動を皆に知ってもらうプレゼンテーションをする。
 この日は、美里町から参加のブシャンアケボノさんの発表。子どもの頃インドから移住して来たブシャンさんは、お父さんがインド料理店を経営している関係で子どもの頃から食に興味を持っていた。宮城県農業高校、県農業大学校で農業を学び、現在は有機野菜をつくっている。
インドでは、8割の人がベジタリアン。野菜もマメも香辛料も種類が豊富で、カレーには大量の玉ねぎを使うという。ガンの発症率も低いとのこと。


有機野菜づくりに込める思いを熱く語るブシャンアケボノさん。
野菜の保存方法にも興味をもっている。


「宮城県北こせがれネットワーク〜Team Pigs〜」代表の伊藤竜太さん
養豚農家の伊藤さんは、ブシャンさんと反対に子どもの頃から食卓にあがったのは豚肉



そのほか、「全国やきものフェア」、「どろんこバレー大会古川」など、それぞれが関わるイベントの紹介、新たに参加した人の紹介、新プロジェクトの提案などもあった。木づくりの食器をつくる工房秀の高橋さんは、もっと木づくりの食器をカフェやレストランで使って欲しいと活動する。この日は、昔田んぼで使われ、今は放置されている杭を何かに活用できないかという相談も持ち出されていた。

人が集まることで、思いもかけないアイディアが生まれることもある。あるところでは無用となったものも、別の場に行けば有用な資源になったりもする。そんな発想の転換も人が集まることで生まれてくる。

宮城には仙台を拠点にする「宮城のこせがれネットワーク」もあり、活発に活動している。
これからの一次産業を担う宮城の若者たちを見ていると、こんどはどんなことをやってくれるのか、楽しみは尽きない。


by 河崎清美






0 件のコメント:

コメントを投稿